緊急搬送と医師不足

今朝のことです。
いつものように散歩にでかけようとしたところ、息子が珍しく抱っこしてとは言わずに自分で歩きだしたんですよね。
いい傾向だと思ったのもつかの間、走り出した息子はつまずいてこけそうになったんです。
そこで僕が手を出したんですけど、その拍子に体が反転しちゃって、仰向けにアスファルトの路面にドンっと倒れちゃいました・・・
後頭部から倒れた上にゴツンとすこし鈍い音がしたんですが、すぐに泣き出したのと最近はよくこけるので大丈夫やろと思い、すぐに抱き上げて当たったであろう部分をさすってあげて「大丈夫、大丈夫〜」とのんきにあやしてたんですが・・・





一緒にいた嫁から「血が出てるよ！」との声が！
自分の手を見てみると真っ赤な血が結構な量ついてるじゃありませんか！
息子は火がついたように泣いてるし・・・

とりあえず病院に連れて行かんと！と思ったんですが、幸いな事にご近所さんに看護師さんがいらっしゃって、その方に病院に連れて行くまでの止血の方法などを教えていただこうと呼んで来たところ、頭のことなんで病院でちゃんと見てもらった方がいいよと言う事や乾いたタオルで患部を押さえておくこと等を教えていただきました。

で、近所の救急病院に連絡していただいたですが、その病院からは頭のことなので脳神経外科のある病院を勧められたので、念のため救急車を呼ぶ事に！

すぐに救急車は来てくれたんですが、その間の息子はビービー泣いてるし、血は結構出てるし・・・
まあ、頭を打った時にすぐに泣いてることはいいことで、おそらくは表面的な怪我だけだろうと予測はしてたんですけど。
その証拠に救急車が来た時に泣いてる息子の口から「ピーポー・・・」って聞こえたし（笑）

救急隊員の方に見て頂いて、そんなに大変な状態でないことを確認していただいて一安心だったんですが、驚いたのはその後、搬入先の病院を見つけてもらうまでに、結構時間がかかっちゃったことです。
3つくらいの病院はダメだったみたいですし・・・
当然、息子の具合が軽かったので緊急を要してないのも多いにあったんでしょうけど、これが最近ニュースで見る風景なのかと思っちゃいました・・・
これが重症の時のことを思うと・・・・恐ろしいです。

結局、京都市内でもかなり離れた場所に搬送していただいて、結果として息子はCT検査なども含めて脳に異常はおそらくないでしょうとの診察結果。
でもこの年齢の子供は成長段階で頭の骨のヒビなどは完全には分からないらしく、しばらくは注意して様子を見て下さいとのこと。
本当に一安心。

午後になって家に帰って安静にさせてたんですが、本人は怪我の事なんて忘れたかのように元気にしてます。
ちょっとばんそうこが痛々しいですが（汗）

ま、かなり元気になったのでこうやって写真とブログも書ける訳ですが（汗）
ちなみに今はスヤスヤとお昼寝してくれてます。

しかし、無事で何よりでしたが、そばにいたのに怪我させてしまったことにかなり反省。
やっぱ歩けるといっても、まだまだ目を離しちゃいけないんだと実感ですよ。

あと、救急車を呼ぶ判断って難しい。
今回のもおそらくは大丈夫だと思っていても、子供の頭のことなので連れて行きましたが、あまり軽い症状では本当に重篤な患者さんに迷惑がかかるかも知れませんし・・
本当に難しい。

でも、そのこと以上に今回の一件で思ったのは救急搬送と医師不足の問題は他人事じゃないということ。
今回、診て頂いた病院もお医者さんはかなり少ないようで、しきりにお待たせして申し訳ないと言われちゃいました。
お医者さんがこんなことを言わなきゃいけない状態ってどうなんだろう・・・
やっぱり医師不足について真剣に取り組んでいかなきゃならんと思う訳です。

って言っても僕が個人で何かを出来る訳じゃないし、やはりこれは政治の力で解決していかなきゃダメなんでしょう。
タイムリーに衆院選が近いですが、こういったことも含めて自分たちの生活に直結する問題なども真面目に考えて投票することが改善への道なのかも知れません。

ってまあ色々と考えますが、とにかく一言。
無事で良かった！！